2017年9月22日金曜日

332:メルケル首相がトランプ大統領の国連演説を真正面から「間違っている」と批判。発言要旨の翻訳

秋が迫るベルリンの首相府19,Sept.2017 Phpto:T.Kajimura
これは、一昨日の一九日に大変良い天気なので散歩がてらベルリンの首相府を通りかかると、秋が迫り建物の蔦が美しく色づき始めていましたので撮った写真です。

 この日、ニューヨークの国連総会で、トランプ米大統領は初の演説をしましたが、その北朝鮮を「完全に破壊する」との言及に、ドイツのメルケル首相が真正面から間違いであると批判しました。⇨時事通信がいち早く伝えました
これはドイツの国営放送ドイッチェヴェレが昨日の20日に、首相の執務室(写真の赤丸のところ)で行った総選挙を前にしたインタヴューの中でまず最初に述べられました。
 
 その時の写真を同放送のHPからお借りします。議員会館と国会が一望できる長めの素晴らしい 執務室です。メルケル首相の座っている椅子とそばのテーブルは、ドイツのバウハウスの家具の中でも最も古典的なデザインのものです。

Chefredakteurin Ines Pohl und Reporter Jaafar Abdul Karim beim DW-Interview mit Kanzlerin Angela Merkel
Photo:DW
 

さて余談はともかく、インタヴューは➡️「メルケル首相『北朝鮮問題ではトタンプと明確に意見を異にする』」との見出しで、ビデオとともに見ることができます。ドイツ語ができる方は、あるいは勉強中の方はそちらをどうぞ。

以下このインタヴューとそれを基にした記事の中で、首相のオリジナルの発言(緑色)を訳出しておきます。
まずは、トランプ大統領の北朝鮮を「完全に破壊する」との発言についての編集長の質問に、メルケル首相は、

"Ich bin gegen eine solche Drohung. Und ich muss auch sagen, dass ich für mich und für die Bundesregierung sage:  Wir halten jede Art von militärischer Lösung für absolut unangemessen und wir setzen auf diplomatische Bemühungen. Das muss mit allem Nachdruck voran gebracht werden. Da sind aus meiner Sicht auch Sanktionen und die Umsetzung dieser Sanktionen die richtige Antwort. Aber alles andere halte ich im Zusammenhang mit Nordkorea für falsch!"

私はそのような脅しには反対です。私が、私自身と連邦政府のためにも述べなければならないのは:私たちはいかなる種類の軍事的解決も完全に不適当であるとみなしており、私たちは外交努力に賭けるということです。これはあらゆる力を持って前進されるべきです。私の見解からすれば、制裁と制裁の実施もまた正しい解答だと思います。しかし私はそれ以外のすべての方法は、北朝鮮との関連では間違っているとみなします」

と答えた上で、メルケル首相は国連演説の後には話していないが、数日前にトランプ大統領に、このような私の見解を電話で伝えた」と述べています。

「私たちは問題の解決に援助できます」として以下のように続けています:
 
"Auch wenn es räumlich weit weg ist von Deutschland, so ist es ein Konflikt, der auch uns betrifft. Und ich bin deshalb bereit und auch der Außenminister ist bereit, hier Verantwortung zu übernehmen. Wir haben im Iran-Abkommen, das ich für richtig halte, nach wie vor für besser als kein Abkommen zu haben, auch mit verhandelt. Das hat viele Jahre gedauert, aber hat zum Schluss doch eine Eingrenzung der Möglichkeiten des Iran zu einer nuklearen Aufrüstung gebracht. Und diesen Weg - oder einen ähnlichen Weg - muss man natürlich mit Russland, mit China, zusammen mit den Vereinigten Staaten gehen, auch in diesem Falle von Nordkorea."

「空間的にはドイツから非常に離れたところの問題であろうとも、この紛争は私たちにも及ぶものです。ですから私もまた外務大臣もこの問題で責任を引き受ける準備があります。私も正しいとみなしているイランとの協定では、これは協定がないよりもはるかに良いものですが、私たちは交渉に加わりました。これは何年もかかりましたが、最終的にはイランの核武装の可能性の制限に至りました。この方法、あるいは似たような方法を、ロシア、中国、アメリカ、この件では北朝鮮とともに追求すべきです」 

 解説記事では、私が⇨330⇨331で指摘しておいたように、ドイツは東独時代の遺産で、北朝鮮とお互いに大使館を持っている数少ない欧州の国の一つであること、さらに2013年にはベルリンのホテルでアメリカと北朝鮮の秘密交渉が行われたことを指摘しています。
 そしてこの件で金正恩委員長と直接に接触するつもりはあるかとの問いには、

"Das steht jetzt nicht auf der Tagesordnung. Ich mache auch keine nicht abgesprochenen Schritte."
「それは現在の日程には入っていません。また私は相談なしの行動はとりません」
答えています。

 昨日のメルケル首相の北朝鮮核問題に関する発言は以上の通りです。

 24日の総選挙の結果でメルケルが4期目16年に向けた首相に就任することはまず間違いありませんが、トランプ政権との意見の相違はますます明確になるだけでしょう。

 そして彼の"america first,, は世界の中では"america alone,, へとなって行くことだけは間違いありません。問題はトランプ大統領がそのことを理解することが全くできないことでしょう。
 このような大統領の演説に無批判に追従し、メルケル首相とは反対に「対話による問題解決の試みは、一再ならず無に帰した」と強調するだけの国連演説をした安倍首相の政権では、私も懸念するように、日本もまた問題の外交的解決を阻害しかねず、ますます孤立を深めることを危惧します。

 国連総会には副首相のガブリエル外務大臣が昨日から出席して、彼の方は演説でトランプ大統領のイランとの協定をこき下ろしたことを懸念して厳しく批判しています。
ここまで書いて、ニューヨークからの報道です。やはり河野外相も当面は対話拒否のようです。こんな姿勢をとり続けている限り、日本は交渉の席から外されかねません。

ピョンヤンはトウキョウよりベルリンに対話のバトンを渡すでしょう。


⇨河野氏、早期対話に慎重



北朝鮮対応で日独会談

2017/9/22 01:25

 【ニューヨーク共同】河野太郎外相は訪問先の米ニューヨークで21日、ドイツのガブリエル外相と会談した。核実験とミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応を巡り、現時点での話し合いは問題の解決につながらないとして、北朝鮮との早期対話に慎重な考えを伝えたとみられる。

 早期対話を呼び掛けるドイツに、圧力強化を通じて北朝鮮の核放棄を目指す日本政府の立場を説明し、理解と協力を求める狙いがある。河野氏は会談で「国際社会全体で圧力を強化する必要がある」と強調した。

 ガブリエル氏は、ドイツとして緊張緩和へ努力する用意があるとの認識を示したもようだ。

トランプ演説が当事者国である韓国に与えている衝撃には当然ですが大きなものがあります。
その一つ本日のハンギョレ新聞の社説をご覧ください。


もう一つ文大統領の演説の第一報です。
 

⇨朝鮮半島の緊張回避を要求



韓国大統領、国連演説で2017/9/22 00:00



【ニューヨーク共同】韓国の文在寅大統領は21日、米ニューヨークの国連本部で、5月の就任後初となる国連総会の一般討論演説を行った。文氏は北朝鮮が6回目の核実験を強行し「われわれ全員に、言い知れぬ失望と怒りを抱かせた」と強く非難した。一方で北朝鮮への軍事的選択肢を排除しない米政権も念頭に、(朝鮮半島の)緊張を高める言動は自制すべきだとも強調した。

 文氏は演説で「過度に緊張を激化させたり、偶発的な軍事衝突で平和が破壊されたりしない」よう呼び掛け、「われわれは北朝鮮の(体制)崩壊は望まず、吸収統一も推進しない」との従来の立場を改めて強調した。


うーん、金正恩とドナルド・トランプが主役になってのこの争い。この調子ではとてつもない制御不可能な危機が現実になるかもしれません。

2017年9月17日日曜日

331:韓国大統領のブレーンがメルケル首相の核問題での仲介提案に「非常に感謝し歓迎」。恥ずかしい安倍首相の姿勢

 前回330の続きです。
 本日発売のシュピーゲル誌のインタヴューで、文韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウイヨン)国家安保室長が、北朝鮮核問題に⇨仲介の意思を表明したメルケル首相に「非常に感謝している」と述べています。
 鄭氏は文大統領の外交ブレーン中枢で 元ジュネーブ代表部大使であった外交官です。
この閣僚級の人物の発言は重要なので、一部(下記写真の約三分の一)を訳出しておきます。
        見出しは「私たちは首相に大変感謝しています」です。
Der Spiegel Nr.38-16.9.2017 S.92
シュピーゲル:アンゲラ・メルケル連邦首相が、北朝鮮との危機で仲介の申し出をしましたが、果たして役立つでしょうか?

鄭:私たちは私たちを援助したいと望むメルケル首相に非常に感謝しています。私たちは提案を歓迎します。この朝鮮半島の危機はグローバルな意味のある懸案です。ドイツはすでにイランとの核問題協定の話し合いに積極的な役割を果たしました。

シュピーゲル:この協定はモデルになり得るでしょうか?

鄭:この両方の事例は簡単に比較することはできません。しかし私たちは、イランと交渉で得られた経験から学ぶことができます。

シュピーゲル:交渉まで行き着くことにあなたはどれだけ確信をお持ちですか?

鄭:私は、北朝鮮が核実験とロケット発射を停止しない限り、 私たちは交渉を始めることはできないと考えています。

(以上訳責:梶村)

 前回の読者のコメントで触れましたが、一昨日の9月14日に行われた記者会見で、私は専門家にこの件を質問しています。上記位の鄭氏の考えと共通する内容で、なぜドイツが仲介役にふさわしいのかについて、その背景を知るために要旨を挙げておきましょう。
  
 これはドイツ外国人特派員協会がドイツの次期政権の外交課題について、民間のシンクタンクである⇨ドイツ外交政策協会(DGAP)の研究者二人を招いて行われた会見です。
Dr.Christian Mölling (Mitte)Berlin 14.9.2017 Foto:T.Kajimura

 梶村:北朝鮮核問題でメルケル首相は仲介意思を表明したが、それをどう評価しますか?

DGAP研究副主任⇨クリスチアン・メリング博士
    メルケル首相の提案は真剣な(ernst)ものです。ただ、イランとの交渉の経験でもわかりますが、まずは北朝鮮の核開発での地位が現状(status quo)として固まるまで待たねばならない。そうなって初めて仲介に向けた交渉は始めることができます。

梶村:ではなぜ仲介の役割をするについて、例えばフランスでなくドイツとなるのでしょうか?

メリング博士:これに関しては、ドイツには三つの有利な特徴があります。
    1)ドイツは核兵器を保持していない非核国家です。
    2)南北コレアと同じように国の分断を体験しています。
    3)その間もドイツには長く核軍縮政策を続けた伝統があります。
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 北朝鮮は先日の水爆実験と、昨日のグアム島まで届く弾道弾実験の成功で、かなり彼らの目的を達して満足感を示し始めています。すなわち政治力学での地位の現状が固まり、交渉開始の打診が行える最初の機会が近づいていると判断できるかもしれません。
ドイツ外務省の水面下での動きが気になるところです。

 そんな時、今日の聯合ニュースの報道によれば韓国の文大統領は安倍首相との電話会談で、⇨北への人道支援の趣旨説明をしたとのことです。

文在寅大統領と安倍晋三首相が電話会談を行った。安倍氏と電話で協議する文大統領(左、青瓦台提供)と安倍首相(右、資料写真)=15日、ソウル(聯合ニュース)

 それによれば:

会談で安倍首相は人道支援の時期を考慮するよう要請。これに対し文大統領は「この問題は国連世界食糧計画(WFP)と国連児童基金(ユニセフ)が北の乳幼児や妊婦に対する事業支援を要請してきて検討することになったもの」と説明。「原則的に乳幼児と妊婦への支援は政治的な状況と関係なく扱わなければならない事案と考えている」と強調した。

とのことです。
 この安倍晋三は北朝鮮制裁のためには、民主主義政治の最も基本的で普遍的な義務でもある乳幼児や妊婦への国連の人道支援も遅らせるのが当然であると文大統領に要請したとのことです。

 安倍氏は、大変な危機の時であるからこそ、このような支援をすることも話し合いと交渉への糸口の一つになることが理解できないのでしょう。
 こんな人物が日本の首相とは。全くもっての恥ですね。隣国北朝鮮の弱者を無視することが、いずれは自国民を無視することにつながることが理解できない。日本の近代史から何一つとして学んだことがない首相の哀れな歴史観と人道感覚。電話で話す文大統領の気持ちなど全く理解できないでしょう。
こうして国家が没落していくのです。情けない限りです。日本は二度目ですね。

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 ところで、余談ですが、以上を書いていてふと思い出したことがあります。
  
 上記のシンクタンクDGAPはベルリンの動物園に近い古い建物にあるのですが、ベルリンの壁が崩壊して20周年になる2009年11月に、壁崩壊で始まった欧州同盟の拡大を回顧し、また将来をどう考えるかについて、ドイツのヴァイツゼッッカー元大統領とチェコのハーヴェル元大統領がこの研究所で対談したことがあります。
 
1989年の壁崩壊のチェコの民主化に際して、この両者の友情と信頼の絆が東西欧州統一に大きな貢献をしたことは、今や歴史の一コマです。
この対談は⇨「私たちはまだ模索の途上だ」と題されて記録されています。欧州の大政治家の視野の広さがよくわかります。
 私も傍聴したのですが、20年後のこの二人の友情と信頼がどのようなものかを目の当たりにしたものです。

 この欧州統一で大きな役割を果たした二人の大統領のどちらもすでに故人となりました。その時の写真がありますのでご覧ください。右はヴァイツゼッカー夫人です。
Weizsäcker,Havel Berlin DGAP 1.Okt.2009 Foto:T.Kajimura


 


2017年9月10日日曜日

330:ドイツのメルケル首相が北朝鮮との核問題で仲介の意思を表明「喜んですぐにも始めたい」

 本日、9月10日、ドイツメディアが一斉に報じていますが、本日付フランクフルター・アルゲマイネ日曜新聞(F.A.S)のインタヴューで、メルケル首相が緊張を高めている北朝鮮との核問題で解決に向けた話し合いの仲介をする意思があると表明しています。

メルケル首相、夏休み明けの記者会見8月29日Photo:T.Kajimura
インタヴューでは、北朝鮮の核兵器開発と長距離弾道弾の開発を制御するための話し合いの枠組みを作りの仲介を「望まれれば喜んで直ぐに始める用意がある」と述べています。

では、電子版では読めないインタビューの発言部分を翻訳しておきましょう。
これが同紙の本日の一面で、発言とその背景の解説がトップ記事として「メルケル北朝鮮でイニシアチヴを執る」の見出しです。
FAS紙2017年9月10日トップの報道
 総選挙を前に選挙戦の最中のインタビュー本体は2、3面の見開きを使った非常に長いものですが、この発言は終わりの質問に答えたところで出てきたものです。

(以下翻訳)

質問:別の論点ですが:北朝鮮の問題です。ヨーロッパは関与を避けるべきでしょうか?

 
 北朝鮮政府の国際法に違反する核兵器開発への対処は、北朝鮮がここから遠くにあるとしても、ヨーロッパにとっても重要な問題です。私は外交的解決にしか可能性はないと見ています。誰しもが、ある地域全体が軍備拡張の悪循環に陥ることなど願うことはできません。ヨーロッパもまた統一した見解を示し、外交的解決に取り組み、そして制裁に関する行程で全力を挙げるべきです。



質問:イランとの交渉の席にはドイツも国連安保理の常任理事国でないにもかかわらず着いていました。首相には北朝鮮の件においても、これが想定できるのでしょうか?

 
 もし交渉での会談に私たちの参加が望まれるならば、私は喜んで直ぐにはい(Ja)と言います。イランとの交渉は、私が首相になる前から始められており、昨年になってようやく良い結果を迎えました。非常に長い時間がかかったとはいえ、しかしそれは外交にとって重要な時間であったのです。私にはこのような枠組みが、北朝鮮との争いの解決に関しても考えられます。ヨーロッパ、特にドイツはこれに関して積極的な部所で大いに貢献する心構えを持つべきです。
(訳責;梶村)
  
 解説しますと、放置すれば、絶対に避けるべき武力衝突はもとより、韓国や日本も核武装に向かい、世界中の核軍縮の枠組みが破壊されて、取り返しのつかない危機が迫っていることを、メルケル氏はよく認識しており、この件で先の水爆であった可能性のある核実験の後も、米韓日中の各首脳と電話会談をしており、明日の11日月曜日には、ロシアのプーチン大統領ともこの件で話し合う予定であると、同紙は伝えています。
 
 何しろトランプ政権は不安定でそれ自体が一方の危機要因であるところ、プーチン大統領がメルケル首相の考えに同意すれば具体化する可能性は大きいのです。メルケル政権と中国政府との関係はここでも何度か書いていますが、以前から非常に良いものです。 この関係は続いています。

 メルケル首相のこの意思表明の背景には、

 (1)ドイツは、イランとの核開発制限交渉に加わり、核保有大国である国連安保理常任理事国5カ国との間の交渉を長年の調停役として果たし、ついに成果をもたらした外交経験があること、
(2)またドイツは、旧東ドイツの置き土産として北朝鮮との外交関係を維持しており、ベルリンと、ピョンヤンにはそれぞれ大使館があり、この件では独朝の政府間で直接交渉できる立場にあることなどが挙げられています。
 この報道では、独政府筋は、この外交ルートですでに両国間の話し合いが始められていることを示唆したとのことです。


ベルリンの北朝鮮大使館 写真:Wikipediaより
ベルリンは北朝鮮の大使館があることから、過去にも米朝会談や、日朝会談が行われたことがあります。
在ピョンヤンのドイツ大使館 写真:Wikipediaより

 2週間後の日曜日の24日にはドイツでは総選挙がありますが、メルケル首相の続投は間違いないとされているところから、この発言となったものと思われます。
 上の写真の夏休み明けの90分の記者会見でも、彼女は世界中の数百人の記者からの約80の質問に対して丁々発止と答えて、隙を見せない貫禄を示したものです。
  
 成り行きによっては、緊急性からして選挙後に新政権ができるのを待たずにドイツ仲介に向けて交渉が本格的に始められるかもしれません。

 それにしても、本来ならば、被爆国であり非核三原則を原則とし、また隣国で当事者でもある日本政府こそが、このような話し合いの仲介、調停をするのに最もふさわしいはずです。
 しかし、非常に残念なことに、拉致問題に拉致されてしまい、北朝鮮に対する危機感だけを煽ることしかできない視野狭窄の安倍政権にこのような大人の外交を期待することはとても無理です。せめて安倍首相にはメルケル首相の爪の垢でも煎じて飲んで欲しいものです。

 ですから安倍氏に期待したいことは、ドイツの仲介と調停努力に関して、せめてその足を引っ張ることだけはしないでほしいことだけです。

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(9月11日追加)
 本日、ドイツ政府のザイベルト報道官は、メルケル首相がプーチン大統領と電話で話し、
北朝鮮問題は平和的方法で解決されるべきであること、また北朝鮮が話し合いに応じるよう国連安保理の新たな制裁決議の実現が急がれることで両者は同意したと述べました。

 またウクライナのドンバス地域の紛争の地帯での国連視察団に関するプーチン大統領の提案に、メルケル首相は基本的に同意したとのことです。
 

2017年8月15日火曜日

329:ベルリンでの従軍「慰安婦」警告集会写真報告・Fotoberichte zum Gedenktag für die ,Trostfrauen"des japanischen Militärs am 14.Augst in Berlin





  ここベルリンのブランデンブルグ門前のパリ広場では2013年以来続けられている元日本軍従軍「慰安婦」の警告追悼集会も今年の8月14日で5度目となりました。
韓国でも新政権が成立した本年は、ベルリンでの行動もいよいよ充実したものになっています。
 今年の夏はベルリンも悪天候なのですが、この日は晴れて気温も24度ほどの好天でした。とりあえずわたしの撮影した写真をご覧ください。(午後4時から2時間の集会ですので、ちょうど逆光で写真は撮りにくいのです。)
 いよいよ国際的になり、連帯組織も安定し、何よりも若い人々の参加が増えているようです。プログラムも多彩で充実したものになっています。
クリックすればパノラマ写真で拡大してみることができます。百聞は一見に如かずです。
解説抜きにご覧ください。
写真を引用される方はPhoto:Taichiro KAJIMURAのクレジットを必ず入れてください。

このブログでの、これまでの写真は2013年度2014年度2015年度2016年度とそれぞれ見ることができます。