2012年8月26日日曜日

115:ベルリンでのフクシマ慈善演奏会の写真・Bilder vom Benefizkonzert für Fukushima in Berlin/デュッセルドルフも大成功・großer Erfolg auch in Düsseldorf

 話しが前後しますが、前回の続きは後回しにして、先にお知らせしましたベルリンでの→フクシマのための慈善演奏会が昨日8月25日に行われましたので写真でその模様をお知らせします。
会場は、ベルリンでは少数派(10%弱)に属しますが、→あるカトリック教会の神父館のホールでした。神父さんは、古い建物ですが音響効果も良くピアノもあるこの会場を無料で提供されました。
約百人の日独の聴衆が参加され、経験豊富なプロの音楽家のみなさんの素晴らしい芸術を堪能しました。主にモーツワルトと日本の歌曲が中心でした。
以下写真でその様子をお知らせします。
















Kristin Angebrandt,Violine














Johanna Knauth, Sopran





















Mieko Kanesugi,Sopran



















 Miyuki Motoi & Mari Watanabe, Klavier
                             Elisabeth Umierski,Alt & Dieter Zahn, Klavier
                                      Finale、alle Musikerlinnen zusammen!


さて,今回の演奏会の主催者はこのご夫妻です。
→渡辺麻里さんは、ベルリンで長年ピアニストとして、また一流の劇場でオーケストラの指揮者として有名な超ベテラン。夫のEddy Tilman さんは有名な劇場のTheater des Westens で舞台マネジャーを務められた方だそうです。

ですから、このような小さな演奏会の段取りは手慣れたもので、実に見事な進行でした。
参加者からのフクシマの市民放射線測定所への寄付もかなり集まったとのことです。

フクシマの子どもたちが、チェルノブイリ周辺では居住禁止区域になっているような高放射線地域で生活している事実は、日本以外ではかなり伝えられており、それを心配し、懸念する人々は多いのです。
ドイツ放射線防護協会を通して送られる寄付金は、フクシマの子どもたちの健康維持にささやかな貢献をするでしょう。

このお二人と、ボランティアで演奏して下さった日独の音楽芸術家のみなさまに、また参加されたベルリンの世界市民に心から感謝いたします。

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なお、同日デュッセルドルフで行われたアクションも大成功であったようです。
この日の夕方、西ドイツ公共テレビ放送・WRDがニュースで 詳しく報じています。

Sayonara Genpatsu, Düsseldorf

数百人が広場でのアクションの後、日本が再生エネルギー社会に転換することを祈って、象徴的にライン河の橋の上からヒマワリを流しました。
「大事故にもかかわらず、原発を再稼働されたので、ついに同地の日本人も怒りだして初めてデモを行った」と、ていねいに主催者のひとりの言葉とアクションのルポで伝えています。


主催者からの詳しい報告は上記ニュースの日本語訳とともに目下作業中とのことですので、出ましたらお伝えします。(28日追加)
上記のニュースに日本語字幕をつけ、編集をしたものが出来ました。以下ご覧ください。
これは、日本であればNHKテレビが夕方のローカルニュースの トップで放映したのに等しいのです。次のデモはさらに大きくなるでしょう。(31日追加)


→SAYONARA GENPATSU DÜSSELDORF 8-25-2012

 

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やっと、苦心の報告が出ました。

→AtomkraftfreiesJapan-SAYONARA GENPATSU Düsseldorf


ヒマワリの花を集めた様子や、音響機器が役に立たなかったが、終わりよければすべてよしの経過が判ります。300人も集まり、これは第一回でまた、次には秋にやるとの決意も述べられています。立派な大成功ですね。それを祝して、 写真もお借りします。
 面白いのはベトナム人の反原発のみなさんが参加したとのことです。

  日本がフクシマ事故にもかかわらずベトナムに原発を輸出しようとしていることは、厚顔無恥の極まりです。日本とベトナムの愛国者たちは反原発で多いに連帯すべきです。ただこの写真で少し気になるのは、ベトナムの友人たちの旗です。この次からはこの旗ではなく、ベトナムの反原発運動の旗を持ってきていたくようにお願いした方が良いでしょう。

反原発運動は反体制イデオロギーではなく、それを超える普遍的なものであるべきだからです
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と書いたところ 、主催者のブログに→ベトナムの皆さんの挨拶が掲載されました。拝読しますと、まったくイデオロギー色のない、日本の原発輸出と祖国での原発プロジェクトに反対する、全うな連帯のメッセージなので、安心いたしました。これが結びのスローガンです。


ATOMKRAFT IN JAPAN - NEIN DANKE!
ATOMKRAFT IN VIETNAM - NEIN DANKE!

ベトナムの友人の皆さんありがとう!

さらに、仙台で無農薬食材のレストランを経営していたのですが、放射能汚染のためドイツに避難して来たご家族の→「日本から避難してきた理由」と題するスピーチも日独両語で掲載されました。
実は、ドイツにはフクシマ事故後にかなり多くの日本人が「原発汚染難民」として、避難してきたり移住しています。背景はそれぞれ異なっていますが、いずれも深刻な放射能汚染が原因であることは同じです。そのひとつのご家族の貴重な訴えです。


上記ブログから、地方紙の報道をお借りしておきます。翻訳は同ブログで読めます。

Rheinische Post 26. August 2012
 以上は8月29日追加。

 


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