2013年11月18日月曜日

204:シュピーゲル誌「イギリス女王陛下の諜報機関が世界中のホテルで外交官を監視盗聴」スノーデン資料が暴露

 明日発売のシュピーゲル誌は、英国諜報機関→GCHQ/政府通信本部 "Royal Concierge"/「王室の守衛/ドアマン」というコードネームで、世界中の高級ホテルで世界中の外交官の動きを監視、盗聴していると報じています。スノーデン氏の資料から明らかになったものです。
 
GCHQ極秘資料の部分。Der Spiegel Nr.47.2013

 同誌に掲載された5つの目用のトップシークレットの資料によれば、同機関は、2010年からこれまで3年間、世界中の約350の高級ホテルの各国の政府関係の予約メールをリアルタイムで海底ケーブルなどからもれなく収集し分類、興味深い宿泊者には客室の電話。ファックス、インターネットを監視盗聴し、成果が大きいとされているとのことです。
Der Spiegel 電子版より


特に注意深く重要な外交官には
"Humann Intelligence"つまり人間のスパイを派遣し、古典的にホテルのバーなどで監視するとあります。
それだけではなく、必要あれば、宿泊客に「技術的アタック」を加える準備もされているとのことです。

 この3年間、成果は大きいとされており、これからは プログラムの発展で、外交団などの予約を妨害し、故意に他のホテルに予約させる謀略もこれからの可能性としているとのことです。


 笑うべきことには、この秘密プロジェクトには、ロゴまであり、最初の写真の右下にあるのがそれです。王冠をかぶったペンギンの王様の図案です。
いやはや、女王閣下のスパイの非ジェントルマンぶりにはあきれますね。これでまた英国の情報機関の信用ががた落ちになることは目に見えています。

この報道を受けて、ドイツ公共第1放送のロンドン特派員が、ラジオで早速→ルポを放送しましたが、女王陛下のスパイ機関は「この件に関しては、否定も肯定もしない」すなわちノーコメントが問い合わせの返事であったとのことです。

女王陛下のスパイ本部GCHQの入り口 ARDより

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